学部入学案内パンフレット
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Curriculum18 4年次後期に行われる「現代の医療と看護」では、高度医療や先進医療など最新の医療知識を講義形式で学びます。外科、内科などで活躍する医学部教員が、臨床での話を交えながら分かりやすく講義します。さらに、臓器移植、再生医療、生殖医療などの高度医療を提供する場で必要とされる看護師の役割について理解を深めます。 講義は全15回程度実施されます。日本の医療制度や先進医療、臓器移植や人工臓器の進歩、乳がんの集学的治療、特定機能病院での看護師の役割など、様々なテーマに基づいて医学部の教員が講義を行います。 天野篤教授(医学部心臓血管外科)の講義「心臓血管外科手術の進歩について」では、虚血性心疾患の概要説明から、動画によるバイパス手術の紹介などがありました。「医師では見つけることができない患者さんの心境などを看護師がくみ取ることで、患者さんの負担が軽くなる」といった看護師の役割の重要性についての助言もあり、全講義を通して学生には刺激になることも多い内容となっています。(天野 篤 教授)現代の医療と看護 精神看護学では、まず「精神を病んだ人も我々と同じ人間である」ということを再認識することから始めます。差別の対象になりやすい障害者の人権擁護の視点は医療者として重要です。その上で精神看護の基盤となる基礎知識と技術を修得します。 精神機能や構造は客観性に乏しく、分かりづらいところがあります。そのため講義では、フロイトの理論をはじめ複数の理論を、学生自身の生活や言動に当てはめて考えさせながら健康な精神の状態や精神の発達について追究します。DVDの映像を通して精神を病んだ人の言動や状況を分析することもあります。このような基礎知識を土台に精神看護の目的と役割について学びます。 実習は、精神科病院と地域社会福祉施設で多職種と連携しながら地域生活支援の方法を学びます。 ここで学んだ内容は、精神障害者への看護に役立つだけでなく、内科や外科などあらゆる診療科での看護に用いることができます。例えば、患者さんが不安や苦痛を抱いたり、問題行動を呈する場合です。さらに災害時や死別などの危機状況下にある人の理解も可能となるでしょう。(上野 恭子 教授)精神看護学 小児看護学実習は、3年次後期から4年次前期にかけて、保育園・幼稚園、病棟、外来で行います。保育園・幼稚園実習では、1〜2人ずつ浦安市内の保育園と幼稚園で1日ですが、実際に乳幼児の生活を参加観察して遊びや対話を通して学びます。 小児病棟実習では、疾患や障害を抱えながら入院生活を送る子どもの生活援助や遊び、学習支援を通して、家族を含めた看護問題を導くための情報の収集、アセスメント、看護計画を立案し、その計画に沿って実践します。そして、外来実習では、検査、診察、問診や計測などを通して、外来の看護職者の役割について学びます。 小児看護学では、健康な子ども、疾患や障害を抱える子どもと家族と意思疎通を図り、子どもの権利を尊重してその子らしく生活できるように、また家族の負担も最小限に抑えられるように看護を提供します。特に、家族の意向だけが最優先されることのないよう子どもの意見を引き出し、子ども本人が納得して医療に立ち向かえるようにするために子どもを慈しむ配慮が求められます。(伊藤 龍子 教授)小児看護学実習PICK UP 授業看護の現場で実践力を養い、医療看護を統合的に理解する3・4年次

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