学部入学案内パンフレット
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194年間で学ぶこと 学生が語るCLOSE UP 実習成人看護学実習 Ⅰ 『成人看護学実習Ⅰ』では、術前・術後の急性期看護を中心に学びました。急性期の患者さんは身体的症状の変化が著しく、配慮すべき点が多くあるため、観察力が大いに養われると思います。実習は、1グループ10人程度で行います。 実習の進め方は、まず学内でオリエンテーションを受け、課題に沿った自己学習をしながら学内演習を行います。演習内容は、ドレーン管理、麻酔覚醒時の観察、術後離床など様々です。その後、病棟に行き、受け持つ患者さんを決定して、カルテや患者さんとのコミュニケーションを通じて情報収集をします。周手術期の看護として、術前準備や術後の看護という視点から個別性を考えて看護計画を立て、臨床指導者や先生方の指導を受けながら実施しました。 心臓外科で実習した際は、弁膜症による弁形成手術を行う患者さんを受け持ちました。手術に対する患者さんやご家族の不安や恐怖は計り知れません。私は、患者さんやご家族から不安に思うこと、恐怖に感じることを丁寧に聞き、手術室に入る直前まで寄り添いました。この経験から、看護は精神的なサポートはもちろん、ご家族への心配り、術後の心構えなどを見据えて実施することが重要だと思いました。成人看護学実習 Ⅱ 糖尿病や高血圧症などの慢性疾患は、生涯にわたりセルフケアが必要になります。『成人看護学実習Ⅱ』では、そのような患者さんやご家族への看護実践に必要な知識や技術の修得を目的としています。実習中は、病態の理解、患者さんのライフサイクルやセルフケア能力、現在の症状やご家族のサポート状況など、様々な視点から全体像を把握して看護計画を立案します。患者さん一人ひとりに対して丁寧に看護を実践できる点に面白みを感じます。患者さんと信頼関係を築きながら丁寧に全体像を把握することで、QOL(生活の質)の維持・向上に欠かせない看護からのアプローチを学ぶことができます。 私は、慢性疾患の進行で自己管理の項目が新たに増えた患者さんを受け持ちました。患者さんは、『これ以上の自己管理は億劫だ』と訴えていましたが、毎日の表情や言動の変化をとらえ、自己管理の状況を共有することで必要なケアが明確になりました。患者さんが自宅に帰っても自己管理ができるようにパンフレットを作成したところ、『これなら自分でもできる』とおっしゃって頂き、とてもやりがいを感じたことを覚えています。看護師は、患者さんと共に同じ目標に向かい、最善のケアを提供することが必要だと実感しました。成人看護学実習Ⅰ、Ⅱ 成人看護学実習は、外科系病棟で手術を受ける成人患者を受け持つ周手術期看護実習と、内科系病棟で病気や障害に一生向き合う成人患者を受け持つ慢性疾患看護実習に分かれます。周手術期看護実習は、外科系病棟、手術室、ICUなどで行われ、慢性疾患看護実習は、内科系病棟、透析療法室、化学療法室などで行われます。

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