2022年度 大学院教育要項
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開講学期1,2年次/後期単位数2単位代表教員飯島 佐知子ナンバリング科目名医療経済特論必修・選択選択英語科目名Health economics対象学年1年担当教員授業概要全体内容 我が国の医療施設では、医師・看護師など人材・資源が不足している中で、医療ニーズの高い高齢者の増加に対応し、質の高い医療を提供する必要がある。本講義の目的は,医療や看護によって患者のQOLを高めるために、限られた資源を効果的にかつ効率的配分するための経営学・経済学理論や方法を用い探求することである。 授業内容は,保健経済学について医療サービス財の特徴や市場の失敗などの基本理論を学ぶ。健康保険制度と診療報酬制度の仕組みと看護師の労働市場の特徴と看護サービスの評価について学ぶ。病院の財務諸表と原価計算の方法および費用効果分析など経済評価の方法を学ぶ。到達目標1.所属施設の財務諸表の情報を分析し経営課題を抽出できる。2.バランスドスコアカードを作成できる。3.経済学的な費用の範囲と分析の立場の関連が説明できる4.看護に関連した費用効果分析の文献をクリティークできる。飯島佐知子、野中時代、鎌田健司授業形態講義成績評価の方法評価方法授業でのディスカッション(30点),財務分析および改善案の提案(30点),文献レビューの発表(40点)を総合して評価する。評価基準課題の発表内容 50% 質疑 50%試験・課題に対するフィードバック方法授業の位置づけ看護をするために必要な人的、物的資源を確保したり、看護によってどのように報酬が得られるのかを知ることは看護管理の重要な役割の1つである。本講義では、病院の財務管理や質評価と連携したバランスドスコアカード、診療報酬制度のあり方、その評価方法として費用効果分析について学習する。ディプロマ・ポリシー、コンピテンシーとの関連DP1-看護学の専門分野に関する研究に高い倫理観をもって取り組む研究能力学修上の注意所属施設の財務分析に必要な関連資料を収集する。所属施設の財務情報を分析し経営課題を抽出し,改善案を作成する。看護の費用効果分析の文献を収集する。集めた文献を基準に従ってクリティークし,発表原稿を作成する。※各授業につき予習90分、復習90分を目安とする。なし参考文献課題発表時に行うテキスト書名著者出版社ISBN備考備考 鎌江伊三夫,林 良造,城山英明/監:医療技術の経済評価と公共政策,海外の事例と日本の針路,じほう,2013Michael F. Drummond, George W. Torrance, 久繁 哲徳, 岡 敏弘(翻訳):保健医療の経済的評価−その方法と適用(単行本),じほう,2003,Sachiko Iijima: Cost-benefit analysis of comprehensive mental health prevention programs in Japanese workplaces: a pilot study. Ind Health. 51(6):627-33,2013横山 和仁, 飯島佐知子:【こころの健康とその政策的課題-こころの健康政策構想会議の提言を踏まえて-】 精神保健と現代社会 わが国における精神疾患による経済損失, 保健の科学, 53(9) 585-589, 2011.飯島佐知子,横山和仁:精神病早期介入の医療経済学的評価,臨床精神医学41(10)1381-1386,2013大島弓子、飯島佐知子:改訂版 看護管理と医療安全、放送大学出版会、2018飯島佐知子,他:大腸癌手術症例における手術部位感染予防対策の費用効果分析.環境感染. 21(2),103-108,2006.飯島佐知子:看護の費用効果分析の方法.看護教育. 47(10), 922-925, 2006.飯島佐知子:看護の費用効果分析の事例.看護教育. 47(11), 1151-1155, 2006.飯島佐知子,他:症例別原価計算における診療行為別原価計算方法の比較.病院管理35(5)25-34,2003その他連絡先・オフィスアワー随時。事前に連絡してください。siijima@juntendo.ac.jp※…実務家担当教員関連科目看護管理学特論Ⅰ(看護管理論)、看護管理学特論Ⅱ(人的資源管理論)、医療経済特論、看護行政政策論、先修要件なし- 114 -

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