2022年度 大学院教育要項
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事故発生予防と事故・災害発生時の対応 1. 事故予防と倫理的配慮 事故として、表1に示すリスクがある。実習中、学生は常に注意を払い、「ケア実施前の十分な準備」「ケア実施時の指導者の同席の判断と指示の確認」「ケア実施後の報告」を行う。 学生は、自分が感染源になることのないよう自己の健廉管理に留意する。 事故発生時は、必要に応じて、事故報告書(様式1)を提出する。 表1 実習中の事故の種類 A. 学生の心身に危害がおよぶリスクの ある事故 B. 学生が加害者となるリスクのある事故 1) 針刺し等血液・体液曝露によるHBV、 HCV、HⅣ などの感染 2) 患者との接触による感染症発症; 疥癬、流行性角結膜炎、小児伝染性疾患(麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎、百日咳)、結核、インフルエンザ、感染性腸炎、マイコプラズマ感染症、新型コロナウイルス感染症など 3) 外傷、被曝等; 熱傷、訪問移動中の交通外傷 など 4) 暴力被害(ハラスメントを含む) 1) 患者*の身体危害に関する事故; 転倒、転落、損傷、誤薬、誤配膳など 2) 学生が感染源となる事故; 流行性角結膜炎、小児伝染性疾患(麻疹、風疹、水痘、流行性耳鼻腺炎、百日咳)、結核、インフルエンザ、感染性胃腸炎、マイコプラズマ感染症、新型コロナウイルス感染症など 3) 物品の破損.紛失(訪問先、施設) 4) 個人情報の漏洩 * 「患者」とは、ここでは便宜上の表記とし、健康であるか病気であるかを問わず、保健医療サービス等の利用者を指す。 2. 事故発生時の対応(表1に基づく) A. 学生の心身に危害がおよぶリスクのある事故の対応 1) 針刺し等血液・体液曝露によるHBV、HCV、HIV 感染等のリスク ・直ちに以下の応急処置を行う。 ① 皮膚が無傷 → 流水とせっけんを用いて充分に洗い流す。 ② 針刺し → 流水洗浄後、消毒用エタノール等で消毒する。 ・応急処置後、患者の感染症の有無を確認する。 ・すみやかに報告し、指示に従い受診し、受診後は医師の指示に従う。 2) 患者との接触による感染症発症のリスク ・実習中に患者に感染症が発見された場合、受け持ち学生および当該患者と接触した可能性のある他の学生は、すみやかに報告し、指示に従って行動する。 ・実習終了後に患者に感染症が判明し、大学から連絡があった場合、担当教員の指示に従って行動する。 ・受診が必要な場合の手続きは、通常の外来受診に準じる。 - 398 -

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