2022年度 大学院教育要項
6/430

3. 本研究科における人材の育成 本研究科では、学是である「仁」の精神に基づき、高度な実践能力をもつ看護専門職者、および、看護学のあり方を探求する教育者・研究者を養成することを目的としている。 ① 日々変貌する保健・医療・福祉の場で、科学的根拠に基づいた高度な看護実践能力を発揮できる看護職者の育成 少子高齢社会を背景に、予防活動を重視する方向性が施策面において出されているのみならず、健康維持増進、疾病予防、介護予防、精神保健や健康な子を産み育てる過程などを専門的に支援する活動があらゆる年代層で求められている。また、高度医療は、施設内にとどまらず、在宅医療・セルフケアへと急速に移行し、急性期医療から長期にわたるセルフケアが必要な患者とその家族に対する専門的な支援と個々に応じた教育的働きかけを創造的に実践できる看護専門職者の育成が求められている。これらの要求に応じるべく本研究科では、日々変化・発展を遂げている看護実践の現場で理論的裏付けを持ち、時代のニーズに見合う高度な看護実践能力を発揮できる専門職者の育成を図る。 この一環として本研究科では、日本看護協会の専門看護師受験資格が得られる〔慢性看護〕〔がん看護〕〔感染看護〕〔小児看護〕〔老年看護〕〔精神看護〕〔母性看護〕〔在宅看護〕〔クリティカルケア看護〕における全9分野の教育課程を、日本看護系大学協議会から認定され教育を実施している。その他に、一定の実務経験を有する看護職者には大学院修了後、日本看護協会で認定されている認定看護管理者の認定審査受験資格が得られる科目も開講をしている。 ② 看護学の成立基盤を基に看護学分野の新たな方法論の開発や展開ができる教育者・研究者の育成 看護学は自然科学と人間科学、社会科学を統合させた学問領域といえる。そのため、現状の看護学分野には、新たな方法論の開発や展開の可能性があると期待されている。さらに、保健・医療・福祉サービスを統合した高度な看護実践力を持ち、教育的な調整能力をあわせ持つ指導的役割を果たす人材を育てる必要がある。これに応えられるよう、大学院教育を通して、高度専門職業人としての豊かな学識・技術を持つ人材を育成するとともに、時代の要請を果敢に先取りする医療看護のあり方を探求する教育者・研究者の育成を図る。 ③ 医学研究科およびスポーツ健康科学研究科と連携して看護職者のキャリア発達を支援し、国内外を問わず多様な場で社会貢献できる看護職者の育成 本研究科は、わが国有数の「健康総合大学」として、他を思い、慈しむ心「仁」を学是とし、医学研究科およびスポーツ健康科学研究科と連携し不断前進の精神で発展してきた。日本の社会においてはあらゆる面で国際化が進められ、地域社会においても国際化は急速に進み、看護職者の実践に当って国際化の必要性が高まっている。このような国際化の進展のなかでニーズに応えるべく、本研究科では、医学研究科およびスポーツ健康科学研究科と連携して看護職者の生涯発達を支援し、保健・医療・福祉を統合した広い視野と豊かな学識・技術を持ち国内外を問わず多様な場で社会貢献できる看護職者の育成を目指す。 - 4 -

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る