医療看護研究会誌 第12巻1号
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阿久澤優佳:女性生殖器良性疾患術前患者におけるアロマセラピー介入効果の検討16話の電源を切り、臥床を保持してもらう。また、訪室時にEM群及びM群の対象者へは、使用するオイルのパッチテストを施行する。パッチテストの判定は開始30分後に行う19)。(2) 15分間の臥床の後に介入前の唾液アミラーゼ、血圧、心拍数、Prole of mood states(以下POMS)を測定する。尚本研究の介入プロトコールでは、体位や動作に伴う血圧の変動があると考えられる為、図1 各群介入方法表1 EM群及びM群のMテクニックⓇの方法1)MテクニックⓇ施行部位 対象者の両前腕及び手掌2)MテクニックⓇ手順①対象者の手を外側から手のひら全体で触れる(30秒)②オイルを手に取り両手で温める(30秒)③肘まで外側、内側の順で手のひらを使って片手ずつストロークする(30秒)④手の甲を両手の親指を使って横にストロークする。手の甲の近位から遠位にかけて4回で行う(20秒)⑤指の関節の近位から遠位の順で時計回りに円を描く(各関節5秒)⑥指先を第2指と第3指の第2~第3関節で挟み持ち、第1指で指先を押す(2秒)⑦指の近位から遠位にむけて縦にストロークする(1秒)⑤~⑦は第1指から一連の流れで第5指まで順に行う。⑧両手の第5指と4指で、協力者の第1指5指を挟み、手のひらを横に広げる⑨手のひらを④の要領でストロークする(20秒)⑩手の甲を表に向けて、肘まで③の要領でストロークする(30秒)⑪反対の手も同様の工程を行う。⑫施行後キャリアオイルは皮膚吸収するものであるが安全を考慮しホットタオルで拭う。※この際精油のついた手で目をこすらないよう説明を行い、万が一目に入ってしまった場合には、すぐに看護師へ報告し清潔な大量の流水で洗い流し、速やかに医師の診察を受けることを説明する。3)注意事項・相手の瞳を見つめないで行う。・施行中は会話をしない。・研究者は施している部分をみる。・対象者は施されている部分をみても、眼を閉じていてもかまわない。・対象者はベッドに端坐位(不可能な場合は安楽な姿勢)で行う。・腕はお互いにオーバーテーブル上にのっている状態で行う。・オーバーテーブル上にはタオルを置いてテーブルの硬さを感じない状態とする。・圧は必ず10段階中3のレベルで行う(普通のマッサージが6、くすぐるのが1~2)。・ストロークは原則3回。・基本第1指を使って行う。・相手が今この瞬間一番大切な人と思って行う。

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