医療看護研究会誌 第12巻1号
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順天堂大学医療看護学部 医療看護研究 第12巻1号(2015)19検定を行った結果、ともに3群間では有意差は見られなかった。また、唾液アミラーゼ、血圧、心拍数、POMSの各項目の得点を表3、表5、表6、表7、に示す。一元配置分散分析において各群の間に有意差は認められず、均一性が確認された。3.唾液アミラーゼの比較 唾液アミラーゼの各値を図2および表3に示す。介入前、介入後及び介入前後での3群間の比較を行ったところ、唾液アミラーゼの実際の測定値による統計的有意差は認めなかった。しかしながらニプロ社が定義している唾液アミラーゼの値からストレス度合いを分類する指標に当てはめストレス度合いの増減傾向を比較したところ、3群間で違いがみられた(p<.05)。これを表4に示す。EM群は介入後の唾液アミラーゼの低下例5例中「中等度」から「軽度」への1ランクの低下が1例、「高度」から「軽度」、「中等度」から「なし」への2ランク低下が各1例、「高度」から「なし」の3ランク低下が2例であった。これに対してM群では、「高度」から「なし」の3ランク低下が1例、C群では「中等度」から「軽度」の1ランク低下が1例あった。 介入による唾液アミラーゼの増加例はEM群が「中等度」から「高度」、「なし」から「軽度」への1ランク増加が各1例、「なし」から「中等度」の増加が2例の合計4例であるのに対して、M群は「なし」から「軽度」の1ランク増加が2例、「なし」から「中等度」への2ランク増加が1例の合計3例、C群は「中等度」から「高度」の1例であった。C群内では「高度」から変化のない例が4例、また「なし」から変化のない表3 唾液アミラーゼ介入群別測定値項 目介   入   群p値EM(n=10)M(n=10)C(n=10)介 入 前59.6±53.8( 19~204)30.7±32.1( 6~92)51.4±38.7( 6~ 99)n.s.1)介 入 後35.2±18.3( 11~ 68)30.2±17.7( 6~61)53.9±40.9( 6~125)n.s.1)介入前後差-24.4±63.1(-185~ 29)-0.5±35.0 (-81~48)2.5±16.7(-23~ 26)n.s.2)※平均値±標準偏差値(最小値~最大値)kU/L1):一元配置分散分析  2):Tukeyの多重比較  n.s.:not signicant表5 血圧介入群別測定値項 目介   入   群p値EM(n=10)M(n=10)C(n=10)収縮期血圧介入前108.8±8.8(100〜128)110.8±25.5( 88〜168)110.4±12.8( 96〜132)n.s.1)介入後106.8±8.6( 98〜126)104.0±21.4( 82〜152)111.0±17.1( 88〜146)n.s.1)介入前後差 -2.0±9.2(-12〜 18)-6.8±10.4(-16〜 20)0.6± 9.9(-12〜 18)n.s.2)拡張期血圧介入前61.2±8.3( 50〜78)59.2±14.4( 40〜80)64.0± 9.1( 52〜84)n.s.1)介入後61.4±9.7( 50〜82)57.4±15.1( 40〜90)63.4± 9.6( 50〜84)n.s.1)介入前後差0.2±8.0(-12〜10)-1.8±  8.3(-12〜10)-0.6± 5.3(-12〜 6)n.s.2)※平均値±標準偏差値(最小値~最大値)mmHg1):一元配置分散分析  2):Tukeyの多重比較  n.s.:not signicant…………………………………………表4 唾液アミラーゼ介入群別ストレス度合いの変化項 目介  入  群EM(n=10)M(n=10)C(n=10)低  下5人1人1人変化なし1人6人8人*p=.021増  加4人3人1人*χ2検定(p<.05)……………

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