9月に、4年間で最後の病棟実習である統合実習を行いました。この実習では学生が自分の希望する分野を選び、実習の目標を自ら立て課題を明らかにして臨むため、今までの学習を基に集大成となるような実習でした。
3年生後期から4年生前期にかけて行われた分野別実習では、看護過程を展開し一人の患者さんを中心に看護を考えていきました。統合実習では、二人の患者を同時に受持ち、治療などのスケジュールやその日の体調を踏まえて調整をしながら、どのように看護を展開・実施していくかということを目標としました。受持ち当初は、複数の患者を担当する中で、看護ケア中に検査が重なるという状況が起こってきました。その対応に迷い、病棟のリーダーナースに相談し、時間の調整をしていただきました。このことはチーム間の連携や調整能力の重要性など、どのように課題に向き合えばよいのかを学ぶ機会となりました。そして、指導者や先生の指導により、徐々に優先順位を考えて行動できるようになりました。
また、日常生活の援助を行っている際、患者さんが「時間がかかってしまうから病院では看護師さんに手伝ってもらっているけれど、自分でもできるのですよ。」とお話しされたことがありました。私は体が動きにくく、うまくできないことも多かったため、看護支援が必要と判断し介助していましたが、この患者さんの言葉から、自らやろうとする意思を支え見守ることは、ADLの低下を防ぎ患者自身の自立につながると考えるようになりました。患者の気持ちに気づき、気持ちを尊重して、自立を促すように援助すること、患者が話せる雰囲気づくりが大事な役割のひとつであることを学びました。
これまでの分野別実習での学びや看護実践の積み重ねを経て今回の統合実習では、複数の受持ち患者を通して優先順位を考えながら、看護実践能力を高められたこと、看護ケアについて自分の考えを深めることができたことが大きな学びでした。看護師を目指した時の気持ちを今一度思いだし、自分の理想とする看護師像に近づけるよう頑張っていきたいです。
4年 R.A
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