5月27日に解剖実習、顕微鏡実習が本郷・お茶の水キャンパスで行われました。
1学年204人が半数ずつ交代で行われ、初めての実習そして初めの解剖見学ということだけあり初めはそわそわした様子でした。
顕微鏡実習では光学顕微鏡を使って人体の組織やサルの肝臓の細胞など、肉眼では見ることのできない小さな世界を観察、スケッチしました。教科書に載っている写真ではなく自分自身の目で観察することで、改めて小さな細胞の集合が緻密な構造となって人や動物の体や組織ができているということを実感しました。
解剖実習は、マスク・ガウン・ゴム手袋を装着して行いました。今後の医学教育に貢献したいという思いから、献体になっていただいた方々への感謝の思いを込めて、先生方・学生一同で黙とうを行ってから見学を始めました。
献体になられた方々の体は亡くなられた時に防腐処置が行われているため、独特のアルコールの匂いがします。最初は刺激臭や怖い気持ちが強かったのですが、折角の貴重な機会なので多くを学ばせていただこうと思い、グループが一緒になった友人達と臓器の位置や形を一つ一つ実際に手に取って確認しながら学習しました。
普段は見ることのできない本物の人体の内部は、同じ臓器を持ちながらも一人一人大きさや状態、付着している脂肪の量などが異なっていたことが、自分にとって一番の驚きでした。なかなかすることのできない貴重な体験を、今後の学習や実習に生かしていきたいと思いました。
1年S・A
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