みなさん、こんにちは!暑い日々が続いていますね。
そんななか、医療看護学部の4年生は分野別実習の真っ最中です!!
分野別実習と聞いて、どんな実習なんだろうと思った人も少なくないと思います。分野別実習とは、3年生の後期から4年生の前半の約5ヶ月間にわたる実習で、高齢者看護学実習、成人看護学実習Ⅰ(急性期)、成人看護学実習Ⅱ(慢性期)、小児看護学実習、母性看護学実習、精神看護学実習、在宅看護学実習の7つの分野をまわっていきます。1つの実習につき期間は約2〜3週間で、1・2年生の頃の約1〜2週間の実習に比べ、期間も長く、その分、内容も濃い実習となっています。なぜ、7つの領域に分かれているのかというと、それぞれの領域で看護を実践するための考え方が少しずつ異なるからです。例えば、私が、この間まで実習させていただいていた、母性看護学実習では、出産直後の赤ちゃんとお母さんの2人を同時に受けもたせていだたきます。ほかの領域では、「転倒転落のリスクがある」など、問題点を中心に看護を考えていくことが多いですが、出産は病気ではないので、母性看護では、「赤ちゃんの成長は順調である」など、強みを捉えて看護を考えていくことが多いです。
私が3年生の後期の最初に実習させていただいた領域は、成人看護学実習Ⅱ(慢性期)でした。この実習が始まる前日は、うまく実習ができなかったらどうしよう、患者さんとうまくいかなかったらどうしようなど、緊張や不安が強く、眠れなかったのを覚えています。最初の日は、病棟でのリズムに慣れることができず、実習グループのメンバーと、右往左往していましたが、病棟の看護師さんや実習担当の先生方に支えられて、少しずつ病棟でのリズムに慣れていきました。また、最初は、受けもたせていただいた、患者さんの疾患について理解して、どんな症状が出ているのか、どんな看護が今、この患者さんには必要なのか考えることができず、毎日、悪戦苦闘していました。しかし、4年生になって分野別実習も残すところ1つとなりました。最初は患者さんとの信頼関係の築き方などに不安を抱いていましたが、実習に慣れていくにつれ、自分が受け持った患者さんが何を求めているのか考えられるようになりました。学生は1人の患者さんを受けもたせていただきます。約2〜3週間、1人の患者さんのことを考えて実習することができるのは学生のうちだけです。学生の身なので、まだまだ勉強することも多く、できることも限られますが、1人の患者さんのことを考えて実習していくことで、学生だからこそ患者さんがお話ししてくださることも多いです。実習の最終日に、「ありがとう」などの言葉を患者さんからかけていただいたときなどは、もっと勉強して、今の自分よりもっといい看護が提供できるようになりたいと思います。
もうすぐ最後の領域の実習が始まります。病棟の看護師さん、先生方、患者さんとそのご家族、そして、これまで支えてくれた家族や実習グループのメンバーに感謝しながら、これまで蓄えてきた知識を最大限に活用して、看護師実習の集大成にしたいです。
4年 K.U
順天堂大学医療看護学部では、3年生の後期から4年生の前期にかけて分野別実習があります。約5か月に渡る実習期間で、精神看護学実習、在宅看護学実習、成人看護学実習Ⅰ(周術期)、成人看護学実習Ⅱ(慢性期)、小児看護学実習、母性看護学実習、高齢者看護学実習という、7つの分野をまわります。患者とのコミュニケーションが重視されてきた1、2年生の実習と比べ、これまでに授業で学んだ知識や技術を総動員しても、更に今の自分には何が足りないのかということを強く考えさせられます。そのため毎日が新しい発見と勉強の積み重ねとなる、とても充実した実習です。病棟の看護師さんや担当教員から、厳しくも暖かいご指導を頂きながら、少しずつ自分が看護師になるのだということをようやく実感し始めてきました。命に関わる現場だからこそ一つ一つの動作が大切であり、自分の言動、行動に対してきちんと理由を説明できるようにする必要があると感じます。また、わからないことがあった時は実習グループの学生同士で話し合い、アドバイスしあうことにより、お互いによい刺激を受けながら実習を続けることができます。
毎日の記録や勉強の多さに体力的、精神的に辛くなる時もありますが、将来自分が働くであろう環境で長い時間実習させていただけるので、看護学生はある意味恵まれていると思います。病棟の職員と患者の皆さんに感謝の気持ちを持ちながら、残りの実習期間も精一杯頑張っていきます。
3年 K.I
2月20日~24日に蔵王温泉スキー場において、スキー実習が行われました。5日間という短い期間でしたが、ひとりひとりが充実した時間を過ごせたと思います。
この実習を振り返ると、みんなが口を揃えて「うちの班でよかった」と言っていたことが印象に残っています。必ずしも仲の良い人と同じ班になれるわけではないですし、指導してくださる先生方も初めてお話する先生方ばかりでした。しかしこの言葉がみんなの口からでるという事は、スキーを通して、仲間としての意識を強められたからなのではないかと思っています。
この実習ではスキーの技術向上だけでなく、スポーツをすることを通して仲間たちと励まし合い、助け合いながら生きていくことの大切さや、先生方のご指導にも助けられながら、自分で一歩一歩成長に向かって進んでいくことの素晴らしさというものを改めて感じることができたと思います。
スキー初心者の方も経験者の方も、先生方と仲間たちとともに、とても充実した時間を送れますので、ぜひ参加して頂けたらと思います。
1年 H.K
順天堂大学医療看護学部では、看護師、保健師、助産師の資格を、4年間の中で取得できるチャンスがあります。3年生の後期から4年生の前期に行われる分野別実習の後は、各人が目指すべき将来に分かれて実習が行われます。今回は、保健師の資格取得を目指す学生が、4年生の9月から11月にかけて行う保健師実習について紹介します。
保健師実習は大きく分けて、行政実習と産業実習に分かれています。行政実習は市役所や保健所で行う実習で、産業実習は企業で行う実習です。地域や産業で看護の対象となる人は、健康レベルも幅広く、健康への関心や興味が必ずしも高いというわけではありません。私たちが行政実習の中で行った健康教育では、集団に対しての有効なアプローチ方法や、健康に対してより関心を得ることができるような工夫を考えて行い、とても勉強になりました。保健師実習を通して地域や働く方の健康を維持増進させるための働き掛け、また予防的な視点を学ぶことができました。
この実習での学びは、将来、保健師として働いていくうえではもちろん、病院で看護師として働く際も、患者の退院に向けた継続的な支援を行っていくうえで大切な視点であり、病棟での実習とはまた違う角度から、健康を見直すことができました。
4年 M.T.
統合実習は看護師課程最後の実習で、私は成人看護学を選択しました。私はこの実習で特に、患者さんの退院後の症状管理について学びました。入院前の生活と入院中の生活、退院してからの生活について、患者さんの意見を聞きながら、薬の飲み忘れを防ぐ方法を一緒に考えたり、筋力低下を防ぐ方法について理学療法士も一緒に話し合ったりしました。医療者側の考える目標だけでなく、患者さん自身がどのようになりたいのかを理解し、目標を共有することの大切さを学びました。
また、複数の患者さんを同時に受け持つ経験もしましたが、始まってみると大変さを一日目から感じました。病室に行くタイミングを考えたり、二人の患者さんの予定を考えて一日のスケジュールを立てたり、今までの実習では味わうことのできない体験でした。コミュニケーションを患者さんに負担にならないように行うことは大切なことですが、時間に追われていると、相手に質問ばかりしてしまいそうになります。患者さんが負担を感じたり、気兼ねなく話をできなくなったりしないよう、意識する必要がありました。今回の経験を、実際に病院で働いてからも活かしていきたいと思います。
4年 K.A
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |